猫背（脊椎後弯症）：原因と効果的な治療法

30/05/2025

現代社会では、長時間パソコンの前で作業したり、スマートフォンを見下ろしたり、不適切な姿勢で物を持ち運んだりすることが当たり前になっています。一見すると無害に見えるこれらの習慣が、実は猫背の原因になることがあります。猫背は見た目だけでなく、長期的に健康にも悪影響を与える問題です。本記事では、猫背の原因・症状・潜在的なリスク、そして今すぐ始められる効果的な治療法についてご紹介します。

1. 猫背の原因

  • 骨折：脊椎の骨が折れることで、背骨が曲がることがあります。症状が明確でないこともあります。

  • 骨粗しょう症：特に閉経後の女性、高齢者、長期間ステロイドを服用している人に多く見られます。骨がもろくなり背骨が変形します。

  • 椎間板の変性：椎間板が潰れて縮むことで、背骨の湾曲が悪化します。

  • シェイエルマン病：思春期前に発症しやすく、背骨がくさび型に成長して猫背になります。

  • 不良姿勢：重いリュックを背負う、背もたれにだらんともたれる、前かがみになるなどの習慣が筋肉や靭帯に負担をかけ、背骨の湾曲を進行させます。

  • その他の要因：先天的な脊椎の異常やエーラス・ダンロス症候群なども原因となります。

2. 猫背の症状

  • 歩くときに前かがみになる傾向がある

  • 背中の痛みがだんだん強くなる

  • 身長が低くなったと感じる

  • 疲れやすくなる

  • 特に夕方になるとまっすぐ立ちにくい

3. 猫背の治療法

  • 薬物治療：痛み止めや骨粗しょう症の薬が処方される場合があります。

  • 装具療法：成長期の子どもには背骨の矯正ベルトを使うことで進行を防げます。

  • 手術：脊髄や神経を圧迫している重度の症状には手術が検討されます。

  • 運動療法：ストレッチや腹筋・背筋を鍛えるエクササイズが効果的です。

  • 睡眠中の姿勢矯正：仰向け、うつ伏せ、横向きの正しい姿勢で寝ることが改善に役立ちます。

仰向けに寝る姿勢は猫背矯正に効果的です。

  • 食生活の見直し：カルシウムやビタミンDを十分に摂取し、骨密度を保ちましょう。

4. 猫背の予防法

  • 正しい姿勢を常に意識し、背筋を伸ばして座る

  • 重い荷物を背負わない（両肩にかけるリュックを使用）

  • 水泳、ヨガ、ジョギングなどの運動を定期的に行うことで、背中の柔軟性と筋力を維持

猫背は単なる見た目の問題ではなく、脊椎と全身の健康に対する警告サインです。正しい姿勢と運動を心がけることで、猫背の予防と改善が可能です。まずは、日常生活の小さな習慣から見直して、まっすぐな背中と健康的な体を手に入れましょう。

————————–

Fuji Spa Center – Crafting a Healthy Lifestyle and Long-Lasting Wellness

Book an appointment now: m.me/1124150544320524